【4月28日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は27日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による経済的影響を乗り越えられるよう、55の加盟協会に対して総額2億3650万ユーロ(約274億8300万円)を分配すると発表した。

 今回の支援で各協会は430万ユーロ(約5億円)を受け取ることになっており、「サッカー界のあらゆるレベルに及んでいる新型コロナウイルスの悪影響を踏まえ、それぞれの優先事項」に応じて使うことができるという。

 資金源となるのは、各加盟協会の発展プロジェクトを支援する目的で2004年に設立されたUEFAの「ハットトリック(HatTrick)」プログラムとなっている。このプログラムでは、2024年までに総額26億ユーロ(約3000億円)が分配される見通し。

 UEFAのアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危機によって、サッカー界は前例のない困難に直面している。加盟協会がそれぞれの状況に応じた方法で対処できるように、UEFAは支援したい」と述べた。(c)AFP