【2月23日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは22日、第27節が行われ、チェルシー(Chelsea)は2-1でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に勝利し、4位をキープした。

 リーグ戦4試合未勝利で勝ち点1差の5位につけるトッテナムとのホームゲームに臨んだチェルシーは、長らく出場機会を失っていたオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)とマルコス・アロンソ(Marcos Alonso)が先発で起用されると、どちらもゴールでフランク・ランパード(Frank Lampard)監督の期待に応えた。

 チェルシーは、昨年12月の敵地でのトッテナム戦でも2-0の勝利を挙げており、元指揮官のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いるトッテナムからシーズンダブルを挙げている。

 一方で、この試合ではトッテナムのジオヴァニ・ロ・チェルソ(Giovani Lo Celso)がセサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)に対して「脚を折る」ような踏みつけをしたにもかかわらず、退場を免れたことで、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が物議を醸している。

 この場面についてはランパード監督がVARを批判しただけでなく、中継局の英BTスポーツ(BT Sport)が、ロ・チェルソは退場にするべきだったというVAR審判団の言葉を報じている。

 2位マンチェスター・シティ(Manchester City)はまたしてもPKの失敗があったが、1-0でレスター・シティ(Leicester City)に競り勝った。

 首位リバプール(Liverpool FC)に大きな勝ち点差をつけられ、優勝争いは実質的に終了した状況にあるシティは、2位の確保を目指す中でガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が終盤に決勝点を挙げた。

 シティはこの試合でも後半にセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)がPKを失敗し、それぞれ別の選手がキックを任される中で4回連続でPKを外しているが、それでも最後はミスを引きずらずに勝ちきり、3位レスターとの勝ち点差を7に広げた。

 シティと勝ち点19差で首位を独走するリバプールは24日、下位ウェストハム(West Ham)をホームに迎える。(c)AFP/John WEAVER