【8月6日 AFP】生後2か月のわが子の盾となった母親、15歳のサッカー少年も犠牲に──米テキサス州エルパソ(El Paso)とオハイオ州デートン(Dayton)で先週末に相次いで発生した銃撃事件で、犠牲者の身元が徐々に明らかになっている。

 3児の母であるジョーダン・アンチョンド(Jordan Anchondo)さんは、少なくとも22人が死亡したエルパソでの事件の犠牲者の一人。報道によるとアンチョンドさんは銃撃から生後2か月の息子を守り、夫と共に犠牲となった。

 また、同じ事件で死亡したデービッド・ジョンソン(David Johnson)さん(63)は家族と買い物中に銃撃に遭遇し、めいによると身をていして妻と9歳の孫娘を守ったという。

 エルパソの事件では15歳のハビエル・アミール・ロドリゲス(Javier Amir Rodriguez)さんも犠牲となった。親族によると地元のユースサッカーチームに所属しており、これまでに身元が明らかになっている死者の中で最年少の犠牲者となった。

 ロイス・オグレスビ(Lois Oglesby)さん(27)はデートンでの事件で亡くなった9人の犠牲者の一人。産休明けから間もない夜の外出中、銃撃に遭った。2児の母だったオグレスビさんは託児所で働きながら看護学校に通い、子どもたちに愛を注ぐことができる仕事に就けるよう準備していたという。(c)AFP