【6月29日 AFP】コパ・アメリカ(2019 Copa America)は28日、準々決勝が行われ、アルゼンチンは2-0でベネズエラを下し、開催国ブラジルとの準決勝に駒を進めた。

 リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)でアルゼンチンは、ラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)とジオヴァニ・ロ・チェルソ(Giovani Lo Celso)がゴールを決めて勝利を収めた。

 大会初戦でコロンビアに0-2で敗れ、続く第2戦もパラグアイと1-1と引き分けていたアルゼンチンは改善をみせており、この試合で今大会最高のパフォーマンスを披露した。

 来月2日にベロオリゾンテ(Belo Horizonte)で行われる準決勝についてアルゼンチンのリオネル・メッシ(Lionel Messi)は、ブラジルとは対等な立場でぶつかり合うことになると語った。

「アルゼンチンとブラジルの間でどちらを本命にするかは決められない。どの国が勝ってもおかしくないコパ・アメリカならなおさらだ」「彼らには敬意を払うし、ブラジルが背負っているものは分かっている」

 ブラジルは27日に行われた準々決勝のパラグアイ戦で、数的優位の状況で40分以上戦いながらも0-0で引き分け、PK戦の末に苦しみながら勝ち上がりを決めた。

 メッシは「ブラジル戦を迎えるには良い状況だ。それでもしっかりと集中しなくてはならない」と語ったものの、「自分としては最高のコパ・アメリカではない」と続けた。

 それでも、ベネズエラ戦でのチームのパフォーマンスは「完全」だったと振り返ったメッシは、「守備面では全く問題なく、試合を通してチームは見事だった」「相手が求めているスペースを全く与えることがなかった。しっかりと団結して、素早いカウンターのチャンスを待っていた」とコメントした。(c)AFP