【6月28日 AFP】コパ・アメリカ(2019 Copa America)は27日、準々決勝の試合が行われ、ブラジルはパラグアイと0-0で引き分けて迎えたPK戦を4-3で制し、準決勝に進出した。

 ブラジルは2011年大会と2015年大会でも準々決勝のPK戦でパラグアイに敗れていたが、この日はガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が最後にシュートを成功させ、ついに悪夢を振り払った。

 ブラジルはウィリアン(Willian Borges da Silva)のシュートがポストに直撃するなど得点に迫ったが、ファビアン・バルブエナ(Fabian Balbuena)が退場になり、10人で40分以上を戦うことになったパラグアイのゴールをこじ開けられなかった。

 ブラジルのメディアは試合前、強固な守りを見せたパラグアイがPK戦で勝ち上がりを決めた2011年と2015年の同大会で味わった苦痛を思い出し、ほとんど偏執状態にあった。

 しかし、GKアリソン(Alisson Ramses Becker)が1人目のグスタボ・ゴメス(Gustavo Gomez)のキックを止めると、今回は以前のような結果にはならなかった。

 その後、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)のシュートは枠を捉えられなかったものの、パラグアイのデルリス・ゴンサレス(Derlis Gonzalez)もゴールを決めることができず、前の試合でPKを外していたジェズスがしっかりと成功させると、結局はこれがブラジルの勝利を決定づけた。

 開催国のブラジルは7月2日、宿敵アルゼンチンとベネズエラの勝者と準決勝を行う。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN