【6月21日 AFP】スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は20日、MFマルコス・ジョレンテ(Marcos Llorente)の移籍についてレアル・マドリード(Real Madrid)との間で合意に至ったと発表した。

 ジョレンテの加入は、アトレティコのMFロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)のマンチェスター・シティ(Manchester City)移籍に拍車をかけ得るものになった。

 レアルでレギュラー争いに苦しんだ24歳のジョレンテは、この後に行われるメディカルチェックで問題が見つからなければ、同都市のライバルであるアトレティコと5年契約を結ぶことになっている。

 アトレティコは発表文の中で、「アトレティコ・マドリードとレアル・マドリードは、マルコス・ジョレンテの移籍について合意に至った」と記した。「メディカルチェックを通過した後、ジョレンテはわれわれのクラブと5年契約を結ぶことになる」

 アトレティコが4000万ユーロ(約48億円)と報じられる移籍金でジョレンテを獲得したことで、シティ移籍がうわさされているロドリゴがチームを離れる可能性は高くなるとみられる。

 アトレティコがロドリゴの契約解除金に設定している7000万ユーロ(約84億円)という額は、同選手の獲得に2000万ユーロ(約24億円)ほどしかかからなかったことを考えれば、チームにかなりの利益を約束するものになる。

 ジョレンテはツイッター(Twitter)に「僕は他の人たち同様、サッカーすることを夢見ていた子どもだった」「大きくなると、レアル・マドリードでプレーするのが夢になった。それを実現するためにしっかりと学び、専念して夢がかなった」と投稿した。

「しかし、どれほど成功しても努力を止めることなんてできないし、夢がどれだけかなっても夢見ることはやめられない」「僕はきょう、14歳のときから自分の居場所だったレアル・マドリードを離れる。後悔はない」 (c)AFP