【6月15日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は14日、グループCの試合が行われ、イタリアはクリスティアーナ・ジレッリ(Cristiana Girelli)がハットトリックを達成するなど5-0でジャマイカを下し、決勝トーナメント進出を決めた。

 ジレッリのビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助けもあった中での3得点と、アウロラ・ガッリ(Aurora Galli)の2得点で2連勝を飾ったイタリアは、同組のブラジルとオーストラリアよりも勝ち点を3多く積み上げており、1試合を残して16強入りを確定させた。

 しかしながら、ジレッリが自身今大会初ゴールを決めたPKは議論を起こすものとなった。アンナ・マリー・ケイリー(Anna-Marie Keighley)主審は10分、バルバラ・ボナンセア(Barbara Bonansea)への緩い見た目のタックルをVARによるチェック後にPKとして判定した。

 ジレッリはこのPKを失敗したものの、ケイリー主審はジャマイカのGKシドニー・シュナイダー(Sydney Schneider)がラインから出るのが早かったとして、VARチェックの後に蹴り直しを宣告。ジレッリは2度目のPKをミス無く蹴り込んだ。

 ジレッリは25分、そして後半開始早々にも得点を重ね、W杯では同国史上2人目となるハットトリックを達成した。

 さらにイタリアは、途中出場のガッリが71分と81分にゴールを決めて得点劇を締めくくった。(c)AFP