【5月27日 AFP】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は26日、内戦が続くイエメンの南部の都市タイズ(Taez)が24日に攻撃を受け、4歳から14歳の子ども7人が死亡したと明らかにした。

 ユニセフによると攻撃があったのはタイズのマウイヤ(Mawiyah)地区。ユニセフは、首都サヌアやタイズ近郊で激化した戦闘により死傷した子どもはこの10日間で27人になったとして、死傷者は今後も増える恐れがあると警告した。

 タイズは、イランの支援を受けるイスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装組織フーシ派(Huthi)に包囲されているものの、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)主導の連合軍から支援を受ける政府軍によって支配されている。

 内戦が4年も続くイエメンでは、人口の3分の2以上に当たる2400万人が援助を必要としており、国連(UN)は世界最悪の人道危機だと訴えている。これまでの死者数は数万人に上り、その多くを一般市民が占めている。(c)AFP