■シカゴでは「ソーダ税」廃止に

 フィラデルフィアは米国内でカリフォルニア州バークレー(Berkeley)に次いで2番目に加糖飲料への課税を導入した都市だ。課税額が最も高い都市は米コロラド州ボルダー(Boulder)で1オンス当たり2セント(約2円20銭)、米ワシントン州シアトル(Seattle)で1オンス当たり1.75セント(約1円92銭)となっている。

 小児科の医師らは、肥満、虫歯、糖尿病などを含む多数の小児保健問題への対応として、加糖飲料への課税を求める運動を活発に行っている。

 しかし、米イリノイ州の都市シカゴのあるクック(Cook)郡では、炭酸飲料などに課税する「ソーダ税」が2017年8月に導入されたが、清涼飲料業界からの激しいロビー活動を受けて廃止されている。(c)AFP