【5月11日 AFP】18-19NBAは10日、プレーオフのウエスタンカンファレンス準決勝(7回戦制)第6戦が行われ、エースのステフェン・カリー(Stephen Curry)が後半だけで自身の全33得点を記録する活躍を見せ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)が118-113でヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)を下し、シリーズ戦績4勝2敗で決勝に駒を進めた。

 NBAファイナル2連覇中のウォリアーズは、プレーオフでは2季連続でロケッツを退け、カンファレンス決勝の切符も5季連続で手に入れた。第5戦で負傷したケビン・デュラント(Kevin Durant)を欠く中、チームは王者の強さを再び発揮して第6戦で決着をつけた。

 カリーは、「この試合を逆転するチャンスはあると確信していた。その通りになった」とコメント。前半は無得点に終わったものの、ハーフタイム明けにシュートの感覚を取り戻すと、特に第4クオーターには大量23得点を記録した。

 前半はシュート5本をすべて外した後、カリーは第4クオーターの終盤にかけて決定的な3ポイントシュートを2本記録。さらに、最後の30秒間ではフリースロー8本をすべて沈めた。

「とにかくファウルトラブルだけは避けた」というカリーは、「チームからはもっとアグレッシブになれと言われ、あるタイミングで一気にせきが切られた。第4クオーターは特にすごかった」とすると、「コートに出て着実にプレーを続けていたら、必ず何かやれると自分に言い聞かせていた」と明かした。

 2年連続でNBAファイナルの最優秀選手(MVP)に選出され、第5戦の第3クオーターにふくらはぎを痛めたデュラントについて、ウォリアーズはプレーオフ中の復帰を期待している。

 カリーはデュラントに関して、「彼の不在は残念だが、必ず戻ってきてくれるはずだ」「彼は今プレーオフを通じてリーグ最高のプレーを披露し、チームを導いてくれている。だからせめて自分たちにできることは、今夜は彼の声援を受けて、次のラウンドに進むことだった」と語った。

 14日にカリフォルニア州オークランド(Oakland)でポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)とデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)との勝者と対戦するカンファレンス決勝第1戦で、デュラントが出場するかは不透明な状況となっている。(c)AFP