【5月6日 AFP】18-19イタリア・セリエAは5日、第35節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)は2-1でカリアリ(Cagliari Calcio)に勝利し、2位でシーズンを終えることが決まった。同点ゴールを決めたドリース・メルテンス(Dries Mertens)は、ナポリでのセリエA通算得点数を82とし、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏の記録を抜いた。

 85分にヘディングで得点を挙げたメルテンスは、1984年から1991年にかけてレジェンドのマラドーナ氏が記録した81ゴールを1つ上回った。

 これでメルテンスは得点数でチーム歴代単独3位となった。1929年から1935年にかけて102得点をマークしたアントニオ・ヴォヤク(Antonio Vojak)氏が歴代1位となっており、2位には今季100得点の大台に乗せて中国に去ったマレク・ハムシク(Marek Hamsik)がつけている。

 2013年にオランダ・エールディビジのPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)からナポリに加入した31歳のメルテンスは、「マラドーナを抜いてナポリの歴史の一部になることができてとてもうれしい」とコメントした。

 試合は後半アディショナルタイム8分にロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)がPKを決めてナポリが逆転勝利を収めた。この結果ナポリは3位インテル(Inter Milan)との勝ち点差を残り3試合で10とし、2位を確定させた。

 ナポリを率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「ユベントス(Juventus)についていくのは正直に言って難しかった」とシーズンを振り返った。「差が大きく開いてしまったので、当然ながらわれわれは強いモチベーションを失ってしまった。だが2位という結果には満足しているし、来季のチームは確実に補強されるだろう」 (c)AFP