【5月4日 AFP】男子テニス、BMWオープン(BMW Open 2019)は2日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は4-6、7-5、5-7でチリのクリスティアン・ガリン(Cristian Garin)にまさかの敗戦を喫した。

 世界ランク3位のズベレフは、同47位のガリンに大会記録となる3連覇を阻止された後、「今は全てが自分にとって悪い方向に進んでいる。追い風の要素は何もない」とすると、「昨年はこういう試合でも勝てたが、今年は負けるケースが多い」とコメントした。

 昨年のATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2018)で優勝したズベレフは、第2セットで相手のマッチポイントを3本しのぎながらも、第3セットでは自身のチャンスを2本逃し、母国ミュンヘン(Munich)のクレーコートでは10試合ぶりの黒星を喫した。

 それでも、地元が誇るスター選手は、すでに来年の大会でタイトル奪還を目指すことを楽しみにしていると語った。

 ガリンの準決勝の相手は、同日の準々決勝でハンガリーのマートン・フチョビッチ(Marton Fucscovics)を1-6、7-5、7-5で下した第3シードのマルコ・チェッキナート(Marco Cecchinato、イタリア)に決まった。

 ドイツ勢はこの日、フィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber)も6-4、5-7、4-6でイタリアのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini)に敗れ、地元ファンを失望させてしまった。

 ベレッティーニは準決勝で、第4シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)と対戦することが決定。バウティスタ・アグトはアルゼンチンのギド・ペラ(Guido Pella)に4-6、6-4、6-0で勝利した。(c)AFP