【4月19日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2019)は18日、シングルス3回戦が行われ、大会第10シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が6-2、1-6、6-4で第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を撃破し、準々決勝に駒を進めた。

 この勝利で今季20勝目を記録し、チチパス戦での戦績も4戦全勝としたメドベージェフは、「自分にとって最高の成果だ」「きょうは、すべてが完璧だった」と手応えを口にした。次戦の相手は、1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2019)4回戦で屈した相手のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に決まった。

 現在の世界ランキングが自己最高の14位まで到達しているメドベージェフは、新たな気持ちでテニスに打ち込んでいることが好調の要因になっているとして、「2018年シーズンが始まる前から、この18か月間ずっと懸命に努力してきた。以前とは違うやり方で、テニスに人生をささげている」とコメントした。

 対するチチパスは第3セットの最終ゲームで0-40と追い込まれ、3本のマッチポイントを握られると、最初の2本はしのいだものの3本目で屈し、1時間45分で敗退を喫した。

 一方、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、2013年大会のセミファイナリストで第13シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)に6-7(6-8)、1-6で敗れ、またも早期敗退となった。

 さらに、昨年の全仏オープンテニス(French Open 2018)で準優勝を果たした第4シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)も、ドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)に3-6、3-6で番狂わせを喫した。

 今年のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)覇者のティエムに対し、ラヨビッチはこれまで一度も勝ったことがなかったものの、この試合では終盤に5ゲームを連取して勝利を手にした。(c)AFP