【4月29日 AFP】女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2019)は28日、シングルス決勝が行われ、大会第3シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が第8シードのアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)に6-3、7-6(7-2)で勝利し、優勝を果たした。

 チェコ勢の同大会制覇は、昨年のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova)に続き2年連続。全仏オープン(French Open 2019)の開幕が約1か月後に迫る中、今季2勝目を挙げた世界ランキング3位のクビトバはクレーコートでのリズムをつかんだと述べた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)を2度制し、来月行われる全仏オープンで3個目の四大大会(グランドスラム)タイトルを目指すクビトバは、今回の優勝によってクレーコートでの自信を得たと言う。

 全仏オープンでは2012年の4強が最高成績となっているクビトバは、「クレーコートでのプレーに慣れるには、あと数試合は必要だと話していたように、1、2回戦を戦った週の初めは苦しんだ」とした上で、「その後は良いリズムをつかめたと思う。きょうはアップダウンもあり、より攻撃的なプレーをするために自分をプッシュしなければならなかった」「マッチポイントでは、サイドライン際にフォアハンドのウイナーを打てて良かった」と振り返った。

 今年の女子ツアーでは、前週まで18大会連続で異なる選手が優勝していたが、1月のシドニー国際(2019 Sydney International)に続き今季2勝目を挙げたクビトバは、複数の大会を制した今シーズン初の選手になった。

 クビトバは「これまでこの大会では一度も準決勝を突破できていなかったから、決勝の舞台に立てたことが、ただうれしかった」「タイトルは大きなボーナス」と続けた。(c)AFP