【4月14日 AFP】18-19スペイン1部リーグは13日、第32節の試合が行われ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)らを休ませた首位FCバルセロナ(FC Barcelona)は、SDウエスカ(SD Huesca)とスコアレスドローに終わった。

 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の準々決勝第2戦に照準を定めるバルセロナは、メッシや出場停止のジェラール・ピケ(Gerard Pique)をはじめ、ユナイテッドとの第1戦から先発10人を入れ替えた結果、無得点の引き分けに終わった。

 これにより、同日勝利したアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との勝ち点差が2ポイント縮まって9となったが、エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は「もちろん常に勝ちたいが、この試合に向けた状況は少し異なる」と話した。

「普段とは違う1週間だ。長い移動の後、10日に激しい試合をして、そして16日には第2戦があるのだから」「日程とリーグでの勝ち点差を考えて、ここが替え時だと判断した」

 リーグで十分な勝ち点差を築き、チャンピオンズリーグに集中できる状況をつくっているバルセロナは、メッシや出場停止のピケとルイス・スアレス(Luis Suarez)の他にも、セルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)、イバン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)らにも休養を与えた。

 その中で、この試合はチームの勢いを持続できるかだけがポイントだったが、全体としてはウエスカを上回りながら、最後までギアをトップに上げることはできなかった。ユナイテッドとの第1戦を1-0で制しているバルセロナは、16日に本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)での第2戦に臨む。

 セルタ(Celta de Vigo)と対戦したアトレティコは、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)の豪快な直接FKとアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)の追加点で2-0の勝利を収めている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT