【4月3日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは2日、第33節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は敵地でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に1-2で痛恨の黒星を喫した。オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、4位以内でシーズンを終えるにはこれ以上勝ち点を落とせないと語った。

 ユナイテッドはスコット・マクトミネイ(Scott McTominay)のゴールで先制したが、前半のうちにジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)の得点で追いつかれると、57分にはアシュリー・ヤング(Ashley Young)がこの日2枚目のイエローカードで退場となった。試合はヤングの不要な退場がターニングポイントとなり、77分にはクリス・スモーリング(Chris Smalling)の滑稽なオウンゴールで逆転を許した。

 直近の公式戦4試合で3敗目を喫したユナイテッドは、暫定で3位に浮上するチャンスをふいにし、順位は5位のままとなった。今節にトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とチェルシー(Chelsea)が勝利すれば、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場圏内となるトップ4フィニッシュへさらに厳しい状況となる。

 スールシャール監督はこの試合の前、残り7試合で15ポイントを獲得するという目標を設定していたが、これでユナイテッドはホームでのマンチェスター・シティ(Manchester City)戦やチェルシー戦を含めた6試合で勝ち点15を挙げなければならず、指揮官は目標達成へ向けてミスをしている余裕はないと認めた。

 スールシャール監督は試合後、「3時間前と同じくらい自信にあふれている」と冗談交じりに話し、「残りの7試合で勝ち点15が必要だと話したが、6試合でそれだけのポイントを手にしなければならなくなった」「難しい。とはいえわれわれは非常に優れたチームであり、対戦相手も苦戦するだろう」「タフな試合だったが、チームのパフォーマンスは勝利に値するものだった」と続けた。

 また他の試合では、フラム(Fulham)がワトフォード(Watford FC)に1-4で敗れ、昇格からわずか1シーズンでチャンピオンシップリーグ(2部)への降格が決定した。

 スコット・パーカー(Scott Parker)暫定監督が率いるフラムが、確実視された降格を数日間食い止めるには、敵地ビカレージ・ロード(Vicarage Road)での一戦で黒星を避ける必要があった。しかし20チーム中19位につけるフラムは、9連敗を喫したことで5試合を残して残留圏との勝ち点差が16に広がり、降格が決定した。(c)AFP/Ian WHITTELL