【3月23日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は22日、各地で行われ、グループBではW杯ロシア大会(2018 World Cup)以来の代表復帰を果たしたクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が不発に終わったポルトガルが、ホームでウクライナと0-0で引き分けた。

 約9か月ぶりの代表戦でフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督からキャプテンを託されたロナウドだったが、アンドリー・シェフチェンコ(Andriy Shevchenko)監督率いるウクライナの強固な守備を崩すことができず、ポルトガルはホームで19試合ぶりの無得点に終わった。

 グループBは同日の試合でリトアニアを2-1で下したルクセンブルクが首位に立っている。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属するポルトガルのベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)は、「求めていたようなプレーではなかった。立ち上がりが緩く、プレスをうまくかけることができなかった」と試合を振り返った。「後半は勝利を目指し懸命にチャンスをつくったが、残念ながら得点を挙げることはできなかった」

 16分のウィリアム・カルヴァーリョ(William Silva de Carvalho)のヘディングシュートがオフサイドと判定されたポルトガルは、その後もロナウド、ぺぺ(Pepe)、アンドレ・シウバ(Andre Silva)がゴールに迫ったが、ウクライナのゴールマウスには守護神アンドリー・ピャトフ(Andriy Pyatov)が立ちはだかった。

 昨夏にイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に移籍し、ポルトガル代表の直近6試合を欠場していたロナウドは、ウクライナからゴールを奪うイメージができていた選手の一人だったが、チームを勝利に導くことはできなかった。

 ウクライナのシェフチェンコ監督は、「守備では100パーセント、ゲームプランを遂行することができた。欧州王者のホームでゴールを許さなかったのだから素晴らしい結果だ」と胸を張った。「いくつかうまくいかない場面もあった。ポルトガルはピッチで形を変えてきたし、われわれにとって困難なシーンをつくり出したね」

 ポルトガルは25日にホームにセルビアを迎え、ウクライナは同日アウェーでルクセンブルクと戦う。(c)AFP