【3月11日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は、来週に米マイアミで開かれる理事会で、新たなフォーマットのクラブW杯(FIFA Club World Cup)の計画を加速させ、コンフェデレーションズカップ(Confederations Cup)の廃止を進めたいと考えている。ドイツ公共放送ZDFが10日に報じた。

 14日と15日に開かれる理事会でインファンティーノ会長は、クラブW杯の参加チーム数を現行の7から欧州の12チームを含む24に拡大する方針について議論を深めたいと考えている。

 またインファンティーノ会長は、W杯ホスト国で大会前年に開催されるコンフェデレーションズカップの廃止を望んでいるという。

 ZDFの報道によると、新たなクラブW杯は2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)前年の2021年から開催される見通しだという。これに対して欧州サッカー連盟(UEFA)は、過密日程を理由に2021年からの実施に反対している。

 FIFAの理事を務めるブラジル人のフェルナンド・サルネイ(Fernando Sarney)氏はZDFに対し、「その通りだ。そういう方向になるだろう。われわれは(現行のフォーマットの)クラブW杯に別れを告げたいと思っているし、そういう決定をするつもりだ」とコメントしている。

 一方、インファンティーノ会長は世界規模のネーションズリーグ導入の計画については先送りしたいと考えているという。(c)AFP