【2月7日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は6日、6月5日に実施される会長選の立候補者が現職のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長だけだったと発表した。会長選は、女子W杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)を控えた同国パリで行われる。

 48歳のインファンティーノ会長は、連盟を揺るがせた汚職問題で名誉を失墜したジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)前会長の後を引き継ぎ2016年2月からFIFAのトップを務めており、二期目を迎える見通しとなった。

 会長選では元トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)DFのラモン・ベガ(Ramon Vega)氏も立候補の意向を示していたが、対抗馬として候補になるために必要なFIFA理事211人のうち5人の支持を得ることができなかった。

 インファンティーノ会長は、W杯(World Cup)の出場国数を32から48に増やす案を打ち出しており、計画導入については2022年カタール大会(2022 World Cup)での実現性を詳しく検討した上で3月に決定することになっている。また、クラブW杯(FIFA Club World Cup)の出場枠についても、2021年大会から計24チームに拡大する案を推進している。

 一方、7日に行われる欧州サッカー連盟(UEFA)の会長選では、アレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長が唯一の候補者として再選される見通しとなっている。ミシェル・プラティニ(Michel Platini)前会長の右腕としてUEFAで事務局長を務めていたインファンティーノ氏の改革案について、チェフェリン会長は反対の姿勢を示している。(c)AFP