【2月28日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは27日、第28節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は5-0でワトフォード(Watford FC)に大勝し、追いかける2位マンチェスター・シティ(Manchester City)を抑え、首位の座を守った。

 1990年以来となるタイトルを目指す中で調子を崩していたリバプールは、サディオ・マネ(Sadio Mane)とビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)がそれぞれ2得点を決めて、トップの座を守れるのかという不安を静めた。一方の昨季王者シティは、本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で後半にようやくウェストハム(West Ham)の抵抗を打ち破って1-0で勝利し、勝ち点1差でリバプールを追いかけている。

 リーグ戦ここ4試合で3引き分けとする中でこの日の試合を迎えたリバプールだったが、9分にトレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)のクロスにマネが頭で合わせて先制点を決めチームを落ち着かせると、さらに20分には再びアレクサンダー・アーノルドのお膳立てから、マネがバックヒールで合わせたシュートを決めた。

 さらに66分にディボック・オリジ(Divock Origi)が追加点を決めたリバプールは、終盤にファン・ダイクが立て続けにゴールを挙げた。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は英BBCに対し、「選手たちは、どれほど試合や置かれている状況を楽しんでいるのかを示した」「これは重要なしるしだ。われわれについていろいろ書かれたり言われたりしているが、もちろんそんなことは正しくない。選手たちは素晴らしく、きょうはその情熱をみせた」と語った。

 シティは前半、ボールを支配しながらもマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督が率いる粘り強いウェストハムにいら立たされた。それでも59分、ベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)がフェリペ・アンデルソン(Felipe Anderson)に倒されて得たPKをセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が蹴り込み、シティが均衡を破った。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督はBBCに対し、「前半の5分で1点か2点取れていれば試合はまったく別物になっていただろう。とはいえ、良くやった」とすると、「リバプールに近づくべく闘志を燃やした。もっと良い結果を出せたかもしれないが、われわれのプレーぶりは素晴らしいものだった」と振り返った。(c)AFP/John WEAVER