【2月28日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)は27日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)は5-7、7-5、2-6でホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に敗れ、大会から姿を消した。

 錦織は今季開幕戦のブリスベン国際(Brisbane International 2019)で2016年以来のタイトルを獲得し、初参戦となる今大会に臨んだが、世界ランキング77位の伏兵に苦杯をなめる結果となった。

 錦織は終盤にブレークを許して第1セットを落とすと、第2セットは一時5-2とリードして一気に追いつくかと思われたが、そこから4度のサービングフォーザセットのチャンスをふいにした。それでも5-5から再びブレークに成功し、90分以上を要した末にセットカウントで並んだが、第3セットは試合を通して7本中6本のブレークチャンスを生かしたホルカシュに奪われ、敗退が決まった。

 錦織は試合後、初対戦の格下に敗れた原因について説明に困りながらも「きょうの自分のプレーは完璧じゃなかったけど、相手のサーブが想像していたより良かった」と語り、以下のように続けた。

「ここの風とサーフェスは簡単じゃない。ほしい時に良いサーブが打てなかった」「彼は重要なゲームで良いプレーをした。こちらは必要な時にファーストサーブをあまり入れられず、それが大切なポイントで響いてしまった」

 一方、世界ランク6位の錦織から金星を挙げ、これがトップ10選手からの初勝利となったホルカシュは、「トップ10に勝つのは初めてだから、この勝利は大きい」「非常に大きな自信になる。この調子で前進を続けていきたい」と話した。ATPツアーで初の8強入りを果たした22歳は次戦、第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と対戦する。(c)AFP