【2月24日 AFP】スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を率いるディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督が23日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のユベントス(Juventus)戦で見せた股間をつかむポーズについて謝罪した。

 シメオネ監督は20日に行われたユベントス戦で、ホセ・マリア・ヒメネス(Jose Maria Gimenez)の先制点が決まると、本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)のファンに向かって問題のポーズをした。そして2-0で勝利した試合後には、選手たちが見せた勇敢さを評価してほしいという思いから出た行動だったと話していた。

 それでも23日の会見で、監督は自分の振る舞いを後悔していることを明かし、「言い訳をするつもりはないし、あの試合中の行動をただ謝罪したい」と述べた。

「あのジェスチャーで気分を害した人たちに謝りたい。明らかに良くない表現だったが、われわれの選手への思いを示したものであって、ユベントスへ向けたものではなかった」

 アトレティコは24日にビジャレアル(Villarreal CF)とのリーグ戦に臨む。ユベントス戦では間違いなく今季最高のパフォーマンスを見せ、ベスト8入りを大きく手繰り寄せたアトレティコだが、リーグでは波に乗り切れない戦いが続いており、ここ3試合で2敗を喫して首位FCバルセロナ(FC Barcelona)に暫定で勝ち点10差をつけられている。

 監督は「選手も人間だから、毎日同じというわけにはいかない」「周囲は同じ強度のプレーを望むが、すべてが思い通りにいく日もあれば、難しい日もある」「しかしプレーがさえなくても、やり方を見つけなくてはならない。それが偉大な選手とそこまでではない選手との違いだ」とコメントした。(c)AFP