【2月15日 AFP】女子テニス、カタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2019)は14日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードで世界ランク3位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と第3シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が、順当に準決勝進出を決めた。

 第4シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)とエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)も勝ち上がり、世界ランク上位の選手がこぞって出場を見合わせる中で、トップ10のうち3人がどうにかベスト4に残ったことは、大会主催者にとっては胸をなで下ろす結果となった。

 世界ランク3位のハレプは、第9シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)に7-6(7-1)、7-6(8-6)のストレート勝ちを収めたものの、一時は4-0とリードしていた第1セットと同様に第2セットもタイブレークに持ち込まれての辛勝となった。15日に行われる準決勝の相手は世界7位のスビトリーナとなったが、同カードではここ3試合では1セットも取れずに全て敗れている。

 一方のスビトリーナは、ハレプとは対照的に予選勝者のカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)に6-4、6-2で快勝して大会初のベスト4入り。その後の試合では、世界6位のケルバーが1-6、6-2、7-6(7-4)でバーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova、チェコ)との激戦を制した。

 四大大会(グランドスラム)通算3勝のケルバーは1セットダウンから逆転勝利を飾っただけでなく、第2セットと第3セットでは1ブレークダウンから挽回して勝利を引き寄せた。これに対してストリコバは、最終セットにタイムバイオレーションを取られてしまう場面があった。

 昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)で優勝して以来のベスト4入りとなったケルバーは、準決勝の相手が世界ランク21位のメルテンスに決定。メルテンスは、第5シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)を6-4、6-3で退けた。(c)AFP