【2月8日 AFP】サッカー元チェコ代表のトマス・レプカ(Tomas Repka)被告が7日、4万6500ユーロ(約570万円)でリース車を売却したとして、懲役15月を言い渡された。

 レプカ被告は現役時代、イタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)に3年間在籍し、イングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)では5季にわたってプレー。チェコ代表としても46試合に出場した。

 しかし、45歳のレプカ被告は2014年の引退後、繰り返し警察沙汰を起こしていた。

 昨年、元妻の写真と電話番号を載せて売春の広告を出し、執行猶予付き懲役6月の判決を受けたレプカ被告は、さらに飲酒運転でも2度にわたり逮捕されており、昨年には慰謝料の支払いを怠ったとして社会奉仕活動への参加を命じられた。

 そして、リースしていたメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)の車を売却したことが最後のとどめとなった。

 裁判官は、検察側の求刑を下回る判決を下したが「残念ながら、われわれに実刑判決以外の選択肢はない」とコメントした。

 弁護士によれば、レプカ被告はこの判決を不服として上訴しているという。

 レプカ被告は現役時代にレッドカードを計20枚受けており、2試合の国際試合出場停止処分を受けたことで、1996年の欧州選手権(UEFA Euro)に臨む代表チームから除外されていた。(c)AFP