【10月7日 AFP】サッカーチェコ代表の2選手が6日、リーグ戦でオフサイドのホイッスルを吹かなかった女性の主審に「台所に帰れ」と発言をし、処分を受けたことが分かった。

 チェコ1部リーグのスパルタ・プラハ(Sparta Prague)に所属するGKトマシュ・コウベク(Tomas Koubek)とMFルカシュ・バーハ(Lukas Vacha)は、2日に行われて3-3で引き分けたズブロヨフカ・ブルノ(Zbrojovka Brno)戦後にこの発言をし、罰金4万コルナ(約17万円)が科され、クラブのジュニアチームで練習するよう言い渡された。

 また、両選手はクラブからは数日間女子チームと一緒にトレーニングするよう処分を受けている。

 両選手はズブロヨフカ・ブルノの3点目はオフサイドで、審判のルーシー・ラタヨバ(Lucie Ratajova)氏は笛を吹くべきだったと考えており、コウベクは試合後「女は台所にいるべき。男の試合を裁くべきではない」と発言。これにバーハも同調し、ソーシャルメディア上で「台所に帰れ」とコメントした。

 チェコリーグ規律委員会のリチャード・バチェック(Richard Bacek)氏は、両選手に「プロフェッショナルな振る舞い」をするよう伝えたと明かしている。

 なお、チェコの一部メディアから「チェコで最も著名なシェフ」とニックネームをつけられたラタヨバ氏は、判断にミスがあったとして4試合の資格停止処分を受けている。(c)AFP