【10月29日 AFP】男子テニス、エルステ・バンク・オープン(Erste Bank Open 2018)は28日、シングルス決勝が行われ、大会第5シードの錦織圭(Kei Nishikori)は3-6、6-7(3-7)で第2シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)に敗れた。

 これで錦織はツアー決勝で9連敗。2016年のメンフィス・オープン(Memphis Open 2016)を最後に優勝から遠ざかっているが、来月に英ロンドンで行われるATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2018)出場の可能性は残されている。

 一方、今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)で準優勝に輝いたアンダーソンは、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)らに次ぎ、最終戦の出場を決めた6人目の選手となった。

 上位8人のみが出場できる同大会の残り2枠の行方は、29日に開幕するパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2018)で確定する。錦織も好位置につけており、パリ・マスターズを前に出場権争いで8位につけるドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)との差は325ポイントとなっている。(c)AFP