【10月6日 AFPBB News】10月は乳がんの早期発見と早期治療の大切さをピンク色のリボンをシンボルに啓発する「乳がん月間」。神奈川県鎌倉市の大船観音寺では6日、観音像がピンク色にライトアップされた。

 啓発イベント「ピンクリボンかながわ in 鎌倉2018」の一環で、ライトアップは今年で4回目。8日まで行われる。このほか、医師や保健師による講演会や地域の学生らによるコンサートが行われた。事務局の野口正枝さんは「女性らしい面ざしの観音様のおひざ元で、ピンクリボンのメッセージをより広く届けたい」と話した。

 1960年に建立された「白衣観音像」は、高さ約25.4メートルの胸像。「息災除病」の仏様として、子宝や安産を祈願する参拝客が多いという。小高い丘の上から顔を出し、木々に囲まれているたたずまいは、観音様が地上に慈悲深いまなざしを注いでいるようだ。JR東海道線の車窓からも望めるピンク色の観音様は、いつにも増して存在感が際立っていた。

「乳がん月間」に合わせ、9月下旬から全国各地の建築物や観光施設が続々とピンク色にライトアップされ、東京でも都庁(1~12日)や商業施設の表参道ヒルズ(13、14日)などが予定されている。(c)AFPBB News