【7月2日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に臨む日本代表の西野朗(Akira Nishino)監督は1日、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦を控え、チームには史上初となるベスト8に進出するだけの精神力とメンタリティーが備わっていると述べた。

 日本は2002年日韓大会と2010年南アフリカ大会(2010 World Cup)で決勝トーナメント1回戦に進んでいるが、優勝候補の欧州チームと対戦するロストフナドヌー(Rostov-on-Don)の地で、さらにもう一つ先のラウンドに進出したいと願っている。

「(2002年と2010年に)日本は素晴らしい戦いでグループステージを勝ち抜いたが、決勝トーナメントまでにすべてを出し尽くしてしまい、特に2002年に関しては余力があったかどうか」

「(3度目の16強入りとなった今大会)第1戦、第2戦の結果を踏まえて考えられた第3戦というのがあった」

「(16強入りが)3大会目になって、われわれにはある程度の精神的な余裕(が出てきている)。決勝トーナメントを迎えるに当たって、選手たちは精神力とメンタリティー(を兼ね備えている)」

「ベルギーは、おそらく『これからW杯が始まる』と感じている。精神的な面で同じレベルに立ちたい。選手たちにはまだ余力がある」

 日本は2002年大会のベスト16でトルコに敗れており、2010年大会ではパラグアイとのPK戦の末、同じラウンドで敗退している。

 日本は今大会のグループステージで10人のコロンビアを相手に確実な勝利を収めると、セネガルと引き分け、ポーランドに敗れており、仮にベルギーに勝利することができれば西野監督の名前は日本サッカー史に刻まれることになるだろう。

「あらゆる策を駆使していきたい。われわれはチームとして何か別の力を作り出す必要がある」

「そういうことをしなければ戦えない相手であり、チーム一丸となって試合に臨みたい」 (c)AFP