【6月8日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の出場を決めているスペイン代表とパナマ代表が7日、開催国に到着した。本大会の開幕を1週間後に控え、ロシアに到着しているのはスペイン、パナマ、イランの3か国となっている。

 スペインは2010年大会(2010 World Cup)を制しており、今大会における優勝候補の一つだ。欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)を終え、フレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督が就任してからは19試合で無敗を継続している。

 スペインの選手たちは国王フェリペ6世(King Felipe VI)に見送られながらロシアに発ち、この後9日には南部の都市クラスノダール(Krasnodar)のキャンプ地の近くでチュニジアと最後の強化試合を行う予定だ。

 スペインにとって本大会での初戦の相手は、イベリア半島のライバルチームであるポルトガル。6月15日に予定されているこの試合はグループステージの中で最も期待されるカードの一つであり、会場は2014年に冬季五輪が開催されたソチ(Sochi)となっている。

 この試合の勝者が、モロッコやイランを含むグループBで首位に立つ有力な候補となるはずだ。

 一方のパナマは2018年大会に向けた北中米カリブ海最終予選の最終日に劇的な勝利を収め、米国やホンジュラスを退ける形で初めてのW杯出場を決めた。

 グループGにはベルギーやイングランド、そして最新の世界ランキングで21位につけるなど高く評価されているチュニジアが入っており、パナマが突破するにはさらなる番狂わせを起こす必要がある。

 W杯までに予定されていたパナマの強化試合は6日、オスロにおいて不本意な形で幕を閉じた。ノルウェー相手に0-1で敗れ、その試合中に選手が宿泊するホテルに空き巣が入ったのだ。

 警察によれば、5万3000ユーロ(約690万円)相当の物品が盗まれたという。

 この日のスペインとパナマの到着の模様は、ロシア国営のニュースチャンネルで生放送された。