【3月24日 AFP】サッカー国際親善試合は23日、各地で行われ、アウェーで2点を先行されたコロンビアが、3-2でフランスから逆転勝利を収めた。

 終了5分前にコロンビアは、ホセ・イスキエルド(Jose Izquierdo)がフランスのDFサムエル・ウムティティ(Samuel Umtiti)に倒されて得たPKから、途中出場のフアン・キンテロ(Juan Quintero)が決勝点を挙げ、W杯ロシア大会(2018 World Cup)に向け士気が上がる勝利を収めた。

 本大会のグループHでポーランド、セネガル、日本と対戦するコロンビアのホセ・ペケルマン(Jose Pekerman)監督は「ロシアに向けた今回の準備において非常に重要な勝利だ」とコメントした。

 一方、フランスのディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、コロンビアの方が気持ちで勝っていたと認めた。

 仏テレビ局TMCでデシャン監督は「コロンビアはわれわれに積極性の大事さを教えてくれた。われわれはあまりに早く勝利を結論づけてしまった」と話している。「要求が厳しくなるのがトップレベルだ。後半はいい反応ができなかった」

 ロシアではグループCでオーストラリア、ペルー、デンマークと戦うフランスは、ホームのスタッド・ド・フランス(Stade de France)でこれ以上ないスタートを切ったが、結果は大逆転負けとなった。

 オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)の代表通算30点目で先制したフランスは、続いてトマ・レマル(Thomas Lemar)が追加点を挙げたが、守護神ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)のミスでルイス・ムリエル(Luis Muriel)のシュートがゴールに吸い込まれて1点を返された。

 後半にラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が同点ゴールを挙げたコロンビアは、最後はキンテロが投入された2分後にPKで決勝点をマークした。

 所属するイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でベンチ生活が続いているフランスのポール・ポグバ(Paul Pogba)は、この日もベンチから最後の15分間プレーしたが、見せ場を作ることができなかった。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN