【12月30日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)の対北朝鮮制裁措置により世界各国の港湾への入港を禁止された4隻の船舶のうち、3隻が北朝鮮船籍で、残りの1隻はパラオ船籍であることが、AFPが入手した安保理の制裁リストで明らかになった。

 外交筋は28日、対北朝鮮制裁措置により移送が禁じられている物資を輸送した疑いがあるとして入港禁止措置の対象となった4隻は全て北朝鮮籍と述べていた。

 AFPが確認した安保理の制裁リストによると、4隻のうち1隻はパラオ籍の石油タンカーで、3隻が北朝鮮籍の船舶だった。

 公海上で香港籍の船舶「ライトハウスウィンモア(Lighthouse Winmore)」から石油精製品を移し替えたとされる、北朝鮮籍の石油タンカー「サムジョン2(Sam Jong 2)号」は入港禁止対象となった4隻には含まれていなかった。

 米国は当初、10隻の船舶を制裁対象に追加するよう求めていた。「サムジョン2」は「ライトハウスウィンモア」と共に、今回対象とならなかった残りの6隻のリストに含まれている。(c)AFP