【10月30日 AFP】17F1第18戦メキシコGP(Mexican Grand Prix 2017)は29日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が優勝を飾った。

 前週の第17戦米国GP(United States Grand Prix 2017)決勝で表彰台フィニッシュしながらも順位降格となったフェルスタッペンは、断固としたドライビングをみせ、自身の不運は振り払ったと語った。

 1周目の最初のコーナーでトップに立ったフェルスタッペンは、直後にメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)がクラッシュしたのに乗じ、そのままレースを支配した。

 チームメートのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)や、ルノー(Renault)のエンジンを積んだ他の2台がリタイアを余儀なくされたことを言及したフェルスタッペンは、「今年の最初はついていなかったから、今回は何も起こらなくて嬉しい。マシンが良かったのは分かっていたけど、これほどとは思わなかった」と振り返った。

「ポールを逃したけれど、勝つと心に決めていた。スタートとターン1にすべてをかけた。最高のスリップストリームに入れて、彼(ベッテル)の外側に出られたんだ。少し接触があったと思うけれど、そこからは自分のレースができた」

 今季2勝目、キャリア通算3勝目を飾ったフェルスタッペンに続き、2位にはメルセデスのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)、3位にはフェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が続いた。

 ベッテルが4位に終わる中、クラッシュで最後尾まで順位を下げたハミルトンは最終的には9位でフィニッシュし、通算4度目となる年間総合優勝を果たしている。(c)AFP