【10月2日 AFP】米大リーグ(MLB)は1日、レギュラーシーズンの全日程が終了し、マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)のジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)はシーズン60本塁打の大台にこそ届かなかったが、ナ・リーグの本塁打と打点の2冠王に輝いた。

 今季ともに両リーグ最多となる59本塁打、132打点の数字を残したスタントンはこの日、2万5200人の観客が詰めかけた本拠地マーリンズ・パーク(Marlins Park)で9回に打席が回ってきたが三振に倒れた。試合もマーリンズが5-8でアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)に敗れている。

 しかし、ここ10年のナ・リーグで初めて50本塁打を記録した選手となったスタントンは試合後、「もし60本打っていたら、なんで61本打たなかったんだと皆さんに聞かれていただろうし、仮に61本目が出ていれば、自分自身になんで62本目は出なかったんだと聞きたくなると思う」と60本に到達しなかったことに失望はないと話した。

 また今シーズンのMLB全体では、史上最多となる6105本塁打が飛び出し、元サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)のバリー・ボンズ(Barry Bonds)氏が73本のシーズン最多本塁打記録を打ち立てるなど、「ステロイド時代」とも称される2001年シーズンの記録を142本上回った。(c)AFP