【9月3日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は2日、各地で行われ、グループGのスペインはイスコ(Isco Alarcon)が2得点を挙げるなど、イタリアに3-0で快勝し、本大会出場に大きく前進した。

 サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)でチームとしても見事な内容を披露したスペインは、その中でも際立った活躍を見せたイスコが序盤に直接FKで先制点を挙げると、ハーフタイム前には再びイスコのミドルシュートで追加点を奪い、最後は途中出場のアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)がダメ押しの3得点目を記録した。

 スペインを率いるフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督は「イスコが素晴らしかった。ほかの選手と同様にね。2得点でチームを楽にしてくれた」とコメントした。

 グループG首位に立つスペインは、これで予選残り3試合で2位イタリアとの勝ち点差を3に広げ、さらに得失点差でも大きく優位に立っている。

 一方、予選では2006年のドイツ大会予選以来となる黒星を喫したイタリアは、このまま行けば何が起こるかわからないホームアンドアウェー方式のプレーオフに回り、ロシア行きを目指す可能性が高い。

 イタリアのジャンピエロ・ヴェントゥーラ(Giampiero Ventura)監督は「プレーの質、フィジカルともに両チームには大きな差があった試合だった」と認め、「われわれの目標は、全力を尽くしてW杯に出場し、本大会で戦えるチームを作ること」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING