【5月31日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、レスター・シティ(Leicester City)のおとぎ話のようなリーグ制覇に貢献したリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)が30日、声明で退団の意向をクラブ側に伝えたと声明で発表した。

 マフレズは、「レスター・シティ・フットボール・クラブに対する大きな愛と敬意から、私は誠実で率直でありたいと思っていたし、そうしてきたので、今こそ自分が移籍するべき時だと感じていることをクラブ側に伝えた」と記した声明をさまざまなメディアに向けて発信した。

 26歳のマフレズは15-16シーズンのレスターの優勝と、今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)準々決勝進出に貢献したスター選手の一人だったが、今季はレスターがリーグ戦を12位で終えたこともあり、移籍を求めている。

 マフレズに近い情報筋がAFPに伝えたところによると、マフレズは「ビッグクラブ」への移籍を狙っているものの、まだオファーは届いていないという。

 昨年のイングランド・プロサッカー選手協会(PFA)の年間最優秀選手に選出されたマフレズは、退団の時期についてはウィチャイ・シーワタナプラパー(Vichai Srivaddhanaprabha)会長と昨年のうちに合意していたと明かした。

「昨夏、会長と非常に良い話し合いをした。タイトル獲得を受けての変化とチャンピオンズリーグ出場を受けて、あと1年クラブにとどまって、できる限り力を尽くすということで合意していた。とはいえ、自分は大きな意欲を抱えていて、今こそが移籍して新しい経験を積む時だと感じている」

 これまでにリーグ優勝を果たしたチームのメンバーでレスターを退団したのは、昨年チェルシー(Chelsea)に加入したヌゴロ・カンテ(N'Golo Kante)のみとなっている。(c)AFP