【5月14日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは13日、第37節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)が2-1でレスター・シティ(Leicester City)に勝利し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)出場に大きく近づいた。

 試合の全3得点はすべて前半に生まれ、シティが前半29分にダビド・シルバ(David Silva)のゴールで先制。オフサイドの位置にいた別の選手がプレーに関与したようにみえたものの、ゴールが認められると、その直後にはガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)のPKでリードを広げた。

 対するレスターは前半終了間際、岡崎慎司(Shinji Okazaki)の素晴らしいボレーシュートで1点を返した。リヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)がボールを左サイドのマーク・アルブライトン(Marc Albrighton)に展開すると、アルブライトンのクロスを岡崎が体をひねりながら左足のボレーで力強いシュートをたたきこんだ。

 しかしながら、この試合で最も奇妙な場面は、荒れ気味の展開の後半に生まれた。後半の中盤、レスターはドリブル突破を図ったマフレズがガエル・クリシー(Gael Clichy)に倒されてPKを獲得。このPKをマフレズが足を滑らせながらも成功させ、2-2の同点に追いついたかにみえたが、その際にボールに2回タッチしてしまった。

 PKキッカーには、ほかの選手がボールを扱うまで1回蹴ったボールに触れてはならないという規則がある。そのためロバート・マドリー(Robert Madley)主審はすぐさま得点を認めない判定を下した。

 シティはその後、10分近くが取られた後半ロスタイムをしのいで勝利すると、リバプール(Liverpool FC)を上回って3位に浮上し、4位以内の確保に近づいた。(c)AFP/Mike WHALLEY