【5月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、サンダーランド(Sunderland AFC)のデビッド・モイーズ(David Moyes)監督は、クラブのチャンピオンシップ(2部)降格を受けて違約金無しで退団できる条項が、ジャーメイン・デフォー(Jermaine Defoe)の契約に含まれていることを明かした。

 シーズン終了後にサンダーランドを退団できることが指揮官によって明かされたデフォーは、13日に行われるスウォンジー・シティ(Swansea City)戦が本拠地スタジアム・オブ・ライト(Stadium of Light)での最後の試合になる可能性がある。

 サンダーランドが2部への逆戻りを控える中、モイーズ監督は悲惨なシーズンを送った中でも数少ない好材料だったデフォー無しで来季を戦わなければならなくなるかもしれない。34歳のデフォーは今季15得点を挙げて、残留に向けたわずかな希望をサンダーランドに与えていた。

 昨年6月の契約延長時に、クラブがデフォーの退団が可能となる条件で合意していたことを耳にし、指揮官はショックを受けたと明かした。

 モイーズ監督は、「ジャーメインが残ることを望んでいる。クラブの誰もが残留を願っているし、サポーター全員がそう願っている。しかし、彼のすることはジャーメインの決断に下に決まる」と語った。

「そうだ。受け入れがたいがそういった条項が契約にある。私がその時に監督をしていたら(モイーズ監督は昨年7月に就任)、そういった条件が入ることは許してはいなかっただろう。しかし、現実にはそうなっている。そして、われわれはその契約を尊重しなければならない」 (c)AFP