【5月12日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・メッツ(New York Mets)は11日、守護神ジェウリス・ファミリア(Jeurys Familia)の利き腕である右肩に動脈血栓が見つかり、手術に踏み切る可能性があると発表した。

 昨季のレギュラシーズンで両リーグ最多の51セーブを記録したドミニカ共和国出身のファミリアは、自身が4失点を喫してサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)に5-6で敗れた10日の試合後、米ニューヨーク(New York)の病院で検査を受けた。

 27歳のファミリアは12日にもセントルイス(St. Louis)で専門医の検査を受け、手術をする必要があるか判断することになっている。

 ファミリアは2015年から2016年にかけて、ナ・リーグ歴代2位の連続52セーブを記録してメッツを2015年のワールドシリーズに導く原動力となった。しかし、カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)の前に同シリーズ最多記録となる3試合でセーブに失敗し、チームも第5戦で優勝を逃した。

 2014年以降、MLBの投手では歴代2位となる計241試合に登板しているファミリアは、初めてMLBオールスター(MLB All-Star Game)に選出された昨季は77回3分の2に登板して84奪三振を記録。今季はオフシーズン中の家庭内暴力(DV)事件で15試合の出場停止処分が科されたあと、11試合に出場してここまで1勝1敗3セーブ、防御率3.86を記録していた。(c)AFP