【4月13日 AFP】ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者のマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さん(19)が12日、カナダの名誉市民の称号を受けた。同国政府から名誉市民を授与されるのは6人目で、マララさんは最年少。

 イスラム教の慣習に基づき、明るいオレンジ色のスカーフを頭に巻いたパキスタン出身のマララさんは、首都オタワ(Ottawa)にあるカナダ議会を訪れ、ジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相と懇談した。

 マララさんはまた議会で演説を行い、カナダに対して女子や難民の教育推進で主導的な役割を果たすよう求めた。「カナダが主導すれば、世界は続く」とマララさんは述べた。

 カナダの名誉市民の称号は他に、南アフリカの元大統領、故ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)氏、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問らに授与されている。(c)AFP/Michel COMTE