【4月21日 AFP】2014年にノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞したパキスタンのマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さんにちなみ、「316201マララ(316201 Malala)」と名付けられた小惑星の画像。

 米航空宇宙局(NASA)の地球近傍天体観測システム「NEOWISE」によって発見されたこの小惑星には当初「2010 ML48」という名が付けられていたが、NASAジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory)のエイミー・メインザー(Amy Mainzer)氏の要請を受けて、国際天文学連合(International Astronomical UnionIAU)が改名を承認した。

 これまでにもNEOWISEによって発見された小惑星には、米公民権運動活動家の故ローザ・パークス(Rosa Parks)氏、ケニアの環境活動家ワンガリ・マータイ(Wangari Maathai)氏、米奴隷解放運動家のソジャーナ・トゥルース(Sojourner Truth)氏とハリエット・タブマン(Harriet Tubman)氏、米歌手アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)氏などの偉大な女性にちなんだ名前が付けられている。

「316201マララ」は火星と木星の間にある小惑星帯(アステロイドベルト)に位置し、公転周期は5年半。直径は約4キロで、表面はプリンターのトナーのように漆黒だ。(c)AFP