【11月23日 AFP】米国サッカー連盟(USSF)は22日、前日に解任された同国代表のユルゲン・クリンスマン(Jurgen Klinsmann)前監督の後任として、ブルース・アリーナ(Bruce Arena)氏を招へいしたと発表した。同氏は1998年から2006年にも米国代表の指揮官を務め、2002年W杯日韓大会ではチームをベスト8に導いている。

 2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)までの新契約を結んだ65歳のアリーナ氏は、「代表チームに復帰できて興奮している。われわれには大きな挑戦が待ち受けているが、本大会出場という究極の目標に到達するだけの選手層があると信じている」と意気込みを語った。

 現役時代には西ドイツ代表として活躍したクリンスマン前監督が、北中米カリブ海最終予選でコスタリカに0-4で大敗するなど開幕2連敗を喫した責任を問われて解雇されたことで、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)の監督を務めてきたアリーナ氏に白羽の矢が立った。

 来年3月まで、米国代表にはW杯予選の試合が組まれていないため、8大会連続のW杯出場権獲得へ向けて選手たちには新監督に適応する十分な時間があると言える。来月1月に、正式に監督としての座を受け継ぐアリーナ氏は、来年3月24日に行われるホームのホンジュラス戦で初陣を迎える。(c)AFP