【11月14日 AFP】陸上男子短距離のスーパースター、ウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)が出場を予定している新設大会ニトロ・アスレチックス(Nitro Athletics)に、日本や中国、イングランドの選手が出場することが14日、明らかになった。

 五輪通算9個の金メダルを誇る30歳のボルトは、来年2月にオーストラリア・メルボルン(Melbourne)で開催される第1回大会で「ボルト・オールスターズ」のキャプテンを務める。

 大会アンバサダーのジョン・ステフェンセン(John Steffensen)氏は、「日中のファンは陸上を愛しており、両国にはニトロ・アスレチックスにぴったりの、多数の若手選手が台頭してきている。日本と中国の参加はファンタスティックだ」とコメントしている。

 一方でイングランド陸上競技連盟(England Athletics)のクリス・ジョーンズ(Chris Jones)最高責任者は、「われわれは、陸上競技における新たな機会をつくり出す革新的な道を常に求めている。ニトロ・アスレチックスは、オーストラリア陸上競技連盟(Athletics Australia)の素晴らしいアイデアだ」と語り、できる限り最高の選手を送り出したいとしている。

 ニトロ・アスレチックスには男女12人ずつ、計24人のチームが6チーム参加。大会では一般的ではない中距離種目やハードルリレーを実施し、陸上の魅力拡大を試みる。

 大会はメルボルンのレイクサイド・スタジアム(Lakeside Stadium)で、来年2月4日、9日、11日に開催される。(c)AFP