【10月30日 AFP】アフガニスタン北部のジョズジャン(Jawzjan)州で28日夜、女子校が武装集団に焼き払われる事件があった。警察当局は、国内各地に足場を拡大している旧支配勢力タリバン(Taliban)による犯行との見方を示している。当局者が29日、明らかにした。

 州政府当局者がAFPに語ったところによると、武装集団は28日午後10時(日本時間29日午前2時半)ごろに校内に押し入り、警備員を襲った後、椅子や本、教室に火を放った。その際、武装集団は、少女らを二度と登校させないよう警告したという。学校には約500人が通学している。

 地元警察当局は、事件にはタリバンが関与していると見て捜査を進めている。

 政府報道官によると、アフガニスタンでは過去2か月に300以上の学校が破壊されており、その大半に国内各地で攻勢を強めているタリバンが関与していた。

 28日の事件については、まだ犯行声明は出ていない。(c)AFP