【7月31日 AFP】ボクシング、WBCライトヘビー級タイトルマッチは29日、カナダ・ケベック市(Quebec City)のビデオトロン・センター(Videotron Centre)で行われ、王者アドニス・スティーブンソン(Adonis Stevenson、カナダ)が4回KOで挑戦者トーマス・ウィリアムズ(Thomas Williams)を下し、7度目の王座防衛に成功した。

 これで通算戦績を28勝(23KO)1敗としたスティーブンソンは、サウスポー同士の一戦を1回で終わらせかけた。同ラウンド残り30秒でスティーブンソンから側頭部に強烈な左を見舞れたウィリアムズは、ダウン。しかし、挑戦者は立ち上がって、レフェリーのカウントを遮った。

 38歳のスティーブンソンは4回にも攻勢に出ると、ウィリアムズのボディに連打を浴びせた。これで動きが遅くなったウィリアムズは守りが崩れ、最後はスティーブンソンの左を顔面に受けてキャンバスに倒れ込んだ。

 前回の防衛戦から約10か月ぶりの一戦に臨んだスティーブンソンは、「彼はプレッシャーをかけたがっていたが、俺も同じようにした。戦いを知るもの同士の試合だった。観客が見たがるような、良い試合ができた」とコメントしている。

 2010年にダーネル・ブーン(Darnell Boone)に敗れて以来、スティーブンソンは15連勝を飾っており、そのうち13戦でKO勝利を収めている。(c)AFP