【7月3日 AFP】2日に行われた16F1第9戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2016)の予選で、2回目で敗退したマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が、チームの「小学生レベルのミス」を嘆いた。

 チームメートのジェンソン・バトン(Jenson Button)が5番手タイムを記録したのとは対照的に、総合優勝を2度経験しているアロンソは、3日の決勝で14番グリッドからのスタートになった。

 アロンソは、その原因が使用済みのタイヤで送り出されたことにあると考えており、「Q3に残れるスピードがあるとは思わないけれど、たぶん今日は間違いを犯した」と語っている。

「雨を予想していたから、Q2の序盤は唯一残っていた新タイヤで出ようとしたんだけれど、どういうわけか装着されていたのは新しいのじゃなくてQ1で使ったタイヤだったんだ」

「しょうがないからそのまま最初のアタックをして、そして新しいタイヤを着けたらイエローフラッグが振られた。ほかのみんなと同じように、最初から新タイヤを履かなかったのは致命的な過ちだった」

「ブランケットを外したら、使ったタイヤが着いてたんだ。驚いたけれど、もうどうしようもなかった」

「イライラする。それでなくてもそんなに速いわけじゃなく、絶好のポジションにいるわけでもないのに、そのうえこんな小学生レベルのミスをしてたら…イライラするよ」

 決勝レースについて問われると、アロンソは「新しいタイヤでスタートできたら、もう少しいい結果を残せるよ…」と答えた。

 アロンソはポールポジション通算獲得回数22回ながら、これまで30回以上の優勝を飾っており、最後に優勝したのは2013年となっている。(c)AFP