【2月25日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で2度の年間王者に輝いているマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が24日、早期の引退が報じられたことについて、その可能性を否定した。

 昨シーズン、マクラーレンと3年の高額契約を結んでチームに加入したアロンソだが、マクラーレンがホンダと久しぶりに再タッグを組むなかで、マシンは安定した性能を発揮できず、これまでのキャリアで最も苦しい1年を過ごした。

 するとアロンソには先日、新シーズンの序盤を戦った段階で、チームの新型車「MP4-31」に昨季からの大幅な改善が見られなかった場合、シーズンを最後まで戦うことなく休養期間に入るか、ことによるとそのまま引退するのではとのうわさが浮上していた。

 それでもアロンソは、契約をまっとうするつもりだと断言し、引退報道について「ものすごく驚いているよ。だけど、うわさは毎週出るものだからね」と話した。

「レースが何週間も行われていないと、ニュースがそういう変な方向へ行き始めるんだ。今、チームは順調だし、今後はうわさが出ないことを願っているよ」

「もちろん(シーズン最後まで戦う)。それに来年もね。今は休養はまったく考えてない。(2015年シーズン最終戦の)アブダビ(Abu Dhabi)ではその考えがよぎったけど、次の日には頭から打ち消した」

「昨年はマシンがまだ未熟だったけど、今シーズンはそこから大きく進歩している」

(c)AFP/Kieran CANNING