【7月3日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby 2016)は2日、第15節の試合が行われ、サンウルブズ(Sunwolves)は12-57でNSWワラタス(NSW Waratahs、オーストラリア)に完敗した。

 秩父宮ラグビー場(Chichibunomiya Rugby Stadium)で試合に臨んだサンウルブズは、リース・ロビンソン(Reece Robinson)とマット・ルーカス(Matt Lucas)にそれぞれ2トライを許すなど、合計で9トライを浴びると、攻めても相手の強力な守備を崩せず、ノートライに終わった。

 ロブ・ホーン(Rob Horne)の突破からルーカスに先制トライを許しながらも、田村優(Yu Tamura)のペナルティーゴールなどで一時は逆転に成功したサンウルブズだったが、直後に再逆転されると、その後は着実に点差を広げられ、シーズン2勝目はならなかった。

 田村は試合後、「経験の差が出ました」とコメントし、参入1季目の自分たちよりもワラタスの方が上手だったことを認めた。

 サンウルブズでは先週、マーク・ハメット(Mark Hammett)ヘッドコーチ(HC)が退任し、来季は母国ニュージーランドへ戻ってオタゴ・ハイランダーズ(Otago Highlanders)でアシスタントコーチを務めることが発表されている。

 今季のサンウルブズは、HCの招へいをはじめとするチーム編成の遅れが目立ち、開幕に向けた準備の時間がほとんど取れなかった。そして大方の予想通り、迎えたシーズンではここまで1勝1分11敗と非常に苦しい戦いが続いている。

 一方、大勝した2014年王者のワラタスは、オーストラリア・カンファレンス上位を維持している。(c)AFP