【6月10日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は9日、試合中に乱闘騒ぎを起こしたカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)のヨルダーノ・ベントゥラ(Yordano Ventura)投手とボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)のマニー・マチャド(Manny Machado)内野手に対し、それぞれ9試合と4試合の出場停止処分を科した。

 7日の試合で騒動を起こした両選手には罰金も科されており、米メディアはマチャドの罰金額について2500ドル(約27万円)と報じている。

 この試合の5回裏、ベントゥラから時速約160キロの死球を受けたマチャドは、バットを放るとヘルメットを脱ぎ捨ててマウンドに突進。右のパンチをかわすと、ベントゥラを右拳でノックアウトした。

 マチャドとベントゥラがグラウンド上でもみ合いとなる中、両軍ベンチからは仲裁に入ろうと選手らが飛び出したが、さらに押し合いへし合いの状況となった。この結果、マチャドとベントゥラが退場処分となっている。

 両選手は処分に対して不服を申し立てており、マチャドは9日の試合にも出場している。(c)AFP