【5月18日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは17日、第38節の延期分が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は3-1でボーンマス(AFC Bournemouth)を下した。

 この試合は本来、15日に行われる予定だったが、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で爆発物を模した訓練用のダミー装置が見つかったため、急きょ中止されていた。4位を争っていたマンチェスター・シティ(Manchester City)が最終節で勝利し、得失点差でユナイテッドを18点上回っていたため、チームが来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)出場を決めるには、この試合に19点差以上で勝利する必要があった。

 ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)のイングランド代表に暫定登録された18歳のマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)、途中出場のアシュリー・ヤング(Ashley Young)がそれぞれ得点し、勝利を収めたユナイテッドだが、チームをトップ4に導くことができなかったルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督には、厳しいブーイングが浴びせられた。

 試合後のインタビューに応じたファン・ハール監督は、いくらか皮肉っぽく「無条件で応援してくれた皆さんに感謝します」と述べている。

 この日の試合では、3日間で往復800キロの旅を2度経験することになったボーンマスのファンが不満をあらわにする中、ユナイテッドのサポーターは「ルイスを解任せよ!」と書かれたバナーを掲げるなど、スタジアムは険悪なムードに包まれていた。(c)AFP/Tom WILLIAMS