【4月26日 AFP】米ディズニー(Disney)は25日、新作実写映画9本の制作を発表した。過去のディズニーアニメ映画の関連作品が主で、実写版『ジャングル・ブック(The Jungle Book)』、『マレフィセント(Maleficent)』と『メリー・ポピンズ(Mary Poppins)』の続編や、『101匹わんちゃん(101 Dalmatians)』の悪役クルエラ(Cruella)を主人公にした作品などが含まれている。

『マレフィセント』の続編では主演のアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)と脚本家リンダ・ウールバートン(Linda Woolverton)が続投。動物に育てられた少年モーグリ(Mowgli)の活躍を描く『ジャングル・ブック2(Jungle Book 2)』では、実写版1作目に引き続きジョン・ファブロー(Jon Favreau)が監督を務める。また、『メリー・ポピンズ』の続編ではエミリー・ブラント(Emily Blunt)が、『クルエラ』ではエマ・ストーン(Emma Stone)がそれぞれ主役を演じる。

 さらに『ピーター・パン(Peter Pan)』のリメーク『ティンカー・ベル(Tinker Bell)』の主役にはリース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)が起用され、1941年の名作アニメを現代版にアレンジした『ダンボ(Dumbo)』では、ティム・バートン(Tim Burton)監督がメガホンを取ることになっている。

 さらに、ディズニーランドの人気アトラクションを題材とした『ジャングル・クルーズ(Jungle Cruise)』、1960年代に書かれたSF小説が原作の『A Wrinkle in Time』、19世紀のおとぎ話「くるみ割り人形とねずみの王様(The Nutcracker and the Mouse King)」を基にした『The Nutcracker and the Four Realms』の制作が正式に発表された。

 ディズニーの新作実写映画をめぐっては以前から臆測が飛び交い、その一部についてディズニーは制作を認めていたが、今回初めて全9本の制作を正式に発表し、併せて公開日程も明らかにした。

 2017年12月、2018年4月、2019年12月に、おとぎ話を題材とした実写映画が封切り予定だとされているが、どの映画が公開されるかは明らかにされていない。さらに、2018年8月と12月にも実写映画を公開するという。(c)AFP